2013年3月29日金曜日

あれこれEX

『エムゼロEX』は言うまでもなく、叶恭弘氏による漫画作品『エム×ゼロ』を元にした二次創作作品です。他のあらゆるファンと同じように、僕も原作の打ち切りじみたラストには納得がいかず連載再開を待望したものです。しかし残念なことにそれが叶わないことは99.9%間違いないわけで、エムゼロは今までもこれからも「打ち切られて残念なジャンプ漫画」を語る上で必ず挙げられる一作として残り続けるでしょう。
しかしネット時代のファンにはただ連載終了を嘆き編集部を恨む以外にもう一つできることがあります。自分で続きを夢想し、それを形にして発表することです。 そうすれば同じ原作のファンから反響や感想をもらうことだって出来るのです。
『エムゼロEX』はあくまで無許可の二次創作であり本物の「原作の続編」ではなく、本物は叶氏にしか書けません。 だけどありえたかもしれない無限の可能性の一つとしてこの作品を楽しんでもらえたら、一原作ファンとしてこんなに嬉しいことはありません。

実を言うと『エムゼロEX』は結構以前から(それこそ打ち切り直後から)構想だけはありましたが、長いこと実際に執筆しようとはしませんでした。単純に忙しかったり時間がなかったということもありますし、なかなかちゃんとしたストーリーとしてまとまらなかったという理由もあります。それを去年の初夏に書き始めたきっかけは、実のところ特にありません。あえて言うならようやく頭の中の構想がまともに一本につながり始めたということでしょう。ちなみに題名はエイヤッで適当に決めました。

僕が『EX』で課しているテーマはいくつかあります。 原作のキャラクターを尊重すること。ラブコメや人間関係を進展させること。原作では触れられなかった要素に挑戦すること。原作とは異なる結末を迎えること。
前2つは説明不要でしょう。後ろ2つは要するにやりたいことをやるということです。具体的には三年生をたくさん出すことや、強キャラ同士のガチンコバトルを描くこと、そして原作では曖昧だった設定や聖凪高校の謎について自分なりの答えを出して行きたいとも思っています。
僕が書く以上『EX』は原作よりバトル寄りの作風になります。これはもう不可避でそうなります。現に現在進行形で天下一武道会をやっているわけですけど、まさにこれは僕好みの展開なわけです。 また同時にお話の都合上まとまった数でオリキャラを出しています。オリキャラの登場を望まない人も多いであろうことは承知していますけど、僕が書きたい展開のために彼らは不可欠なのです。
言うまでもなくオリキャラが原作キャラよりも優遇されるようになると二次創作としての魅力が失われます。世の中にはオリジナル主人公が原作キャラを蹂躙していくような二次作品もあるわけですけど、それは僕が書きたいと思うものではありません。
結末についてですが、もちろんネタバレはできませんが、「原作と同じラストを書いてもしょうがない」ということは決まっています。つまり「転校して本当の魔法が使えるようになる」という最終回にはならないということです。またどのヒロインと結ばれるのかということも非常に重要な要素ですが、これについてはまだ何も確かなことは言わないことにしておきます。叶氏の作風だとメインヒロイン(愛花)エンド一択になりますけど、『EX』に関してはそうなるかもしれないしならないかもしれない、としか今は言いません。

それではこれからの『EX』にご期待ください。


あ、それと感想、コメントは何よりも励みになります! 大したことじゃなくても書いてくれたらすっごく喜びますので、良かったらいつでも書いてください(^O^)

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